医療機器のMR適合性検索システム 従来版は、誠に勝手ながら、2023年3月30日をもってサービスを終了させていただきました。従来版に代わる新システムのご利用につきましてはこちらをご覧ください。https://www.medie.jp/solutions/nextant
ペースメーカーやステントなどの医療機器
(インプラント)を体内に留置する人は年々増加しています。
MRI装置は強力な磁場や、高周波の磁場を利用するため、被検者の体内に取り外すことの出来ない医療機器(体内デバイス)が留置されている場合には、それらの体内デバイスと磁場との相互作用によって吸引や発熱を引き起こす可能性があります。
事故を未然に防ぐため、医療従事者は体内デバイスをもった被検者がMRI検査を安全に受けることが可能かどうか、その医療機器のMR適合性を事前に確認しなければなりません。
しかしながら、本邦にはこれらの情報を集約したデータベースは存在せず、医療従事者の事前調査の負担は大きいものでした。
本システムはそうした医療従事者を支援するために開発されたMR適合性検索システムです。
※本システムは熊本大学大学院 藤原康博先生との共同研究成果をもとに実用化されました。
[特許情報]
特許第6647999号
医療機器のMRI適合性を検索するための方法、プログラム及びシステム
医療機器のMR適合性は添付文書情報の内容から、上記の5分類(ASTMインターナショナル*試験規格F2503-20及びFDAのガイダンス**の用語と表記に準拠)を選択・付与しました。
さらに、MR Conditionalの製品については適合性を統一項目として集約し、医療従事者が適合性を容易に確認可能な情報として提示しました。
また、適合性が複雑かつ多様な『条件付きMR対応』の医療機器(ペースメーカーなど)は添付文書を可能な限り直接閲覧できる仕様としました。
*ASTMインターナショナル
(米国試験材料協会:旧称 American Society for Testing and Materials)
**Establishing Safety and Compatibility of Passive Implants in the Magnetic Resonance (MR) Environment. Guidance for Industry and Food and Drug Administration Staff. Document issued on December 11,2014.